はやぶさ2 VS オシリス・レックス(米国版はやぶさ
▼
2014年12月3日13時22分04秒、種子島宇宙センターから はやぶさ2(Hayabusa2) が打ち上げられました。打ち上げ予定時間の誤差は…1秒以内だそうです。(はやぶさ2で修正した場合、燃料が余計必要になるためらしい。
目標の「小惑星1999 JU3」は、地球から約3億キロ彼方ですが、総航行距離は、約52億キロにも及びます。順調にいけば、2018年に小惑星へ到着後、探査、及び、サンプル採取…2020年末、地球へ帰還予定です。
はやぶさ2は、小惑星のサンプルの入ったカプセルを地球へ投下後、新たなミッション(未定)が与えられ、更なる探査の旅へと飛び続ける予定で、初代はやぶさの様に、劇的で物悲しく有終の美を飾る大気圏突入はありません。
初代はやぶさも…カプセルを投下後、新たな探査の旅に出る予定でしたが、ご存知のように満身創痍での地球帰還となり…新たなミッション遂行は無理である、また、カプセルを正確に投下するため仕方なく大気圏へ突入させました。
惑星探査のパイオニアは…やはりアメリカ、現在、幾つもの探査機が稼働していますが…最も遠くを航行している探査機は、ボイジャー1号です。2012年8月25日には、大気圏の外側(星間空間)に達しており、2014年12月現在、地球からの距離は…約195億4800万キロの彼方。
これから、オールトの雲を抜けだし太陽系の外へ出るには…まだ3万年以上掛かると予測され、最寄りの恒星(きりん座AC +79 3888)付近を通過するまでには…約8万年を要するのではと考えられています。 (゚Д゚ )ナヌ!
話が逸れましたが…NASAは、2016年9月に小惑星探査機 オシリス・レックス(OSIRIS REx) を打ち上げる予定です。このミッションは、2004年より何度も候補に上がっていましたが…不採用が続き、2011年…正式に決定。
観測するのは、ベンヌ(Bennu)、旧の呼名「1999 RQ36」という小惑星で、平均直径は560メートル。オシリス・レックスは、2019年にベンヌ到達予定。はやぶさと同じ様にタッチ・アンド・ゴーでサンプル採取、及び、観測した後…2023年、地球へ帰還してサンプルを投下後…新たな旅立ちをする予定です。
小惑星のサンプリングリターンという分野では、初代はやぶさの快挙により日本(JAXA)が一歩リードしていますが、アメリカ(NASA)は、後発になっても…このミッションを遂行する意義があると考えています。
ベンヌは、2169年から2199年までの間に8回地球に接近し、そのどれかで衝突する可能性があることがわかった。という研究予測が出ているためで…長期観測して詳しい軌道を調べるという任務も担っています。青字Wikipedia抜粋
ベンヌが地球に衝突する可能性をさらに精密に計算するには、この小惑星の形状をより正確に把握し、少なくとも複数年に及ぶレーダー観測と光学観測を続行してヤルコフスキー効果による影響がどの程度かを見極める必要がある。
目標の「小惑星1999 JU3」は、地球から約3億キロ彼方ですが、総航行距離は、約52億キロにも及びます。順調にいけば、2018年に小惑星へ到着後、探査、及び、サンプル採取…2020年末、地球へ帰還予定です。
はやぶさ2は、小惑星のサンプルの入ったカプセルを地球へ投下後、新たなミッション(未定)が与えられ、更なる探査の旅へと飛び続ける予定で、初代はやぶさの様に、劇的で物悲しく有終の美を飾る大気圏突入はありません。

初代はやぶさも…カプセルを投下後、新たな探査の旅に出る予定でしたが、ご存知のように満身創痍での地球帰還となり…新たなミッション遂行は無理である、また、カプセルを正確に投下するため仕方なく大気圏へ突入させました。
惑星探査のパイオニアは…やはりアメリカ、現在、幾つもの探査機が稼働していますが…最も遠くを航行している探査機は、ボイジャー1号です。2012年8月25日には、大気圏の外側(星間空間)に達しており、2014年12月現在、地球からの距離は…約195億4800万キロの彼方。
これから、オールトの雲を抜けだし太陽系の外へ出るには…まだ3万年以上掛かると予測され、最寄りの恒星(きりん座AC +79 3888)付近を通過するまでには…約8万年を要するのではと考えられています。 (゚Д゚ )ナヌ!
話が逸れましたが…NASAは、2016年9月に小惑星探査機 オシリス・レックス(OSIRIS REx) を打ち上げる予定です。このミッションは、2004年より何度も候補に上がっていましたが…不採用が続き、2011年…正式に決定。
観測するのは、ベンヌ(Bennu)、旧の呼名「1999 RQ36」という小惑星で、平均直径は560メートル。オシリス・レックスは、2019年にベンヌ到達予定。はやぶさと同じ様にタッチ・アンド・ゴーでサンプル採取、及び、観測した後…2023年、地球へ帰還してサンプルを投下後…新たな旅立ちをする予定です。
小惑星のサンプリングリターンという分野では、初代はやぶさの快挙により日本(JAXA)が一歩リードしていますが、アメリカ(NASA)は、後発になっても…このミッションを遂行する意義があると考えています。
ベンヌは、2169年から2199年までの間に8回地球に接近し、そのどれかで衝突する可能性があることがわかった。という研究予測が出ているためで…長期観測して詳しい軌道を調べるという任務も担っています。青字Wikipedia抜粋
ベンヌが地球に衝突する可能性をさらに精密に計算するには、この小惑星の形状をより正確に把握し、少なくとも複数年に及ぶレーダー観測と光学観測を続行してヤルコフスキー効果による影響がどの程度かを見極める必要がある。
[Tag] * サンプリングリターン * はやぶさ2 * 小惑星1999JU3 * オシリス・レックス * OSIRISREx * 小惑星ベンヌ * Bennu * 大気圏突入 * 地球衝突 * ヤルコフスキー効果
Last Modified :